2010-10-05から1日間の記事一覧

ちょうど1年経ったので:ノーベル化学賞2009解説—その1—

明日,2010年10月6日はノーベル化学賞の発表日だ.ちょうど1年前,自分の専攻分野からノーベル化学賞が発表され,勢いにまかせて別ブログに解説記事を書いてみた. 徹夜明けの僕が語るよ「日本で二番目に早いノーベル化学賞2009解説」本ブログの方が記事を掲…

ちょうど1年経ったので:ノーベル化学賞2009解説—その3—

ここまで4人の仕事を解説してきたので,最後に「リボソームの構造と機能に関する研究」が生物学にどのような影響を与えたか,授賞のポイントとなったであろうインパクトについて解説する. 1. 基礎生物学的に大きな意義 今回の研究は,DNA→RNA→タンパク質と…

ちょうど1年経ったので:ノーベル化学賞2009解説—その2—

ここまでのおさらい ノーベル化学賞2009はリボソームの構造と機能について.Steitz(シュタイツ), Yonath(ヨナス), Ramakrishnan(ラマクリシュナン)の3人が受賞.リボソーム:細胞内にあるタンパク質合成装置.mRNAの情報を読み取り,アミノ酸を順番に…